[本]失敗学
失敗学という本を買った。この本は、実際の設計シリーズでおなじみの畑村洋太郎さんの書いている本である。失敗学の本としてはこれ以外にも、続々 実際の設計において機械工学系の失敗?についての本を読んだこともある。こちらは機械設計者向けっぽい内容ですが、一般の人にも評判が良かったらしいです。
- 作者: 畑村洋太郎
- 出版社/メーカー: ナツメ社
- 発売日: 2006/07/01
- メディア: 単行本
- 購入: 5人 クリック: 43回
- この商品を含むブログ (20件) を見る
失敗をせずに成功するということはまず起こりえない。数々の失敗経験して初めて成功にまでたどり着くのである。この本ではいかにうまく失敗することにより、同じ失敗を防ぎ、さらに失敗からどのように新しい知識をとりいれるかについて色々と書かれている。
以下に特にためになった内容について書いてみる
- 失敗をすることによって新しい知識を受け入れる素地ができる(失敗をしていない状態と比較して吸収力がまったく違う)
- 失敗から定式化する(失敗して得られた成功までの過程の道を、今度同じ事をする時までに定式化しておく)
- アイディアの種をがんばってくっつける
- アイディアは分類化して整理することが重要
- 課題設定能力を身につける
- 頭に知の引き出しを作りラベル張りをする(引き出しは3本以上がよい(歴史、 美術、 音楽とか))
- 高速思考回路を作れるようにする
- 年齢と能力の関係(人の脳力は5年で半減する!)をしる
- 人材をグループわけをする際に、優秀な人材ばかりのチームを作るとあまりよい結果は得られない(優劣ができやる気がなくなったりするので)のでバランスをもったチーム構成が重要である。
ざっとこんな感じです。他にも非常に面白いことが書かれているので一読することをお勧めします。