モオパッサン ある自殺者の手記

なぜかしらないけどもモバイルオフラインのときに退屈しないために事前にdlしていたもので、地下鉄内で読んでいた

話の内容は、一般的に考えて何ら不満のなさそうな自殺した中年男性の手記である。

話の内容はこんな感じ

ボクノ 大スキナ オ母アサマ
キョウ ボクハ 七ツニナリマシタ 七ツトイウト モウ イイ子ニナラナクテハイケナイ年デス ボクハ コノ年ヲ ボクヲ生ンデ下サッタ オ母アサマニ オ礼ヲ云ウタメニ ツカイマス
オ母アサマガダレヨリモスキナ
オ母アサマノ子
ロベエル

 手紙はこれだけだった。私はこれでもう河の源まで溯ってしまったのだ。私は突然自分の残生(おいさき)のほうを見ようとして振返ってみた。私は醜い、淋しい老年と、間近に迫っている老衰とを見た。そして、すべてはそれで終りなのだ、それで何もかもが終りなのだ! しかも私の身のまわりには誰ひとりいない!
 私の拳銃はそこに、テーブルの上にのっている、――私はその引金をおこした、――諸君は断じて旧い手紙を読んではいけない!

読んではいけない!! 結局イイ子なれたんでしょうかね